🌿 アーユルヴェーダ ― 生命を整える科学
5000年以上の叡智が紡ぐ、生命と調和する美と健康への旅。
古代インドの叡智が、旅する心とからだを再び輝かせる。
アーユルヴェーダは、インド発祥の5000年以上の歴史を持つ伝統医学 であり、「生命の科学」 とも呼ばれています。
その名は、サンスクリット語で 「Ayus(生命)」+「Veda(知識・科学)」 を意味し、肉体・心・魂のバランスを整え、健康な人生を送るための智慧 が詰まっています。
🌍 WHO(世界保健機構)も正式に認める伝統医療のひとつ!
アーユルヴェーダは、「病気になってから治す」のではなく、「病気にならないための予防医学」 に重点を置いています。
「生命とは、肉体・感覚・運動器官・精神が一体となったもの。」
「何が健康を促進し、何が不調を招くのか?」
こうした問いに答え、「よりよく生きるための方法」 を教えてくれるのが、アーユルヴェーダなのです。
生命とは肉体、感覚、運動器官、精神が一体となったものである。アーユルヴェーダは生命に何が有益で何が不益であるか、幸福な人生と不幸な人生とは何か、何が生命にとって良い結果と悪い結果をもたらすか、何が長命を招き何が短命を招くかを述解する学問である
🏥 西洋医学・中医学・アーユルヴェーダの「病気」の考え方
アーユルヴェーダでは、病気の発症前の段階を診断し、未然に防ぐことを重視しています。
医療の種類 | 健康と病気の考え方 |
---|---|
西洋医学 | 症状が出てから「病気」として治療を行う |
中医学(漢方) | 「未病」の段階で体質改善を図る |
アーユルヴェーダ | 病気の発症前(6段階の変化)を診断し、根本から調整する |
西洋医学 | 健康 | 病気 |
中国医学 | 健康 | 未病 | 病気 |
アーユルヴェーダ | 健康 | 蓄積 | 悪化 | 流出 | 定着 | 発症 | 慢性化 |
🌀 アーユルヴェーダにおける病気の発症過程(6段階)
アーユルヴェーダでは、病気は突然発症するのではなく、6つの段階を経て進行すると考えます。
段階 | 病気の進行状態 |
---|---|
1. 蓄積 | 体内に未消化物(アーマ)が蓄積し始める |
2. 悪化 | ドーシャ(体質エネルギー)が乱れ、軽い不調が現れる |
3. 流出 | 体の中でバランスが崩れ、症状が出始める |
4. 定着 | 特定の臓器や部位に不調が固定される |
5. 発症 | 明確な病気として診断される |
6. 慢性化 | 病気が慢性化し、長期的な治療が必要になる |
🔥 アーユルヴェーダの基本 〜五大元素とトリドーシャ〜
アーユルヴェーダでは、宇宙も人間の体も「5つの元素」でできている と考えます。
- 五大元素(Pancha Maha Bhoota)
- 3つの基本的な性質(Tri dosha)
これらは、心身の健康とバランスを理解するための基礎となる概念です。
🌍 五大元素(パンチャ・マハーブータ)
アーユルヴェーダでは、宇宙も人間の体も5つの元素で構成されていると考えます。
元素 | 特徴 |
---|---|
空(アーカーシャ) | 空間・広がり・創造性 |
風(ヴァーユ) | 動き・変化・自由 |
火(アグニ) | 熱・代謝・情熱 |
水(ジャラ) | 潤い・流動性・感情 |
土(プリトヴィ) | 安定・構造・落ち着き |
世界のあらゆるもの(生物、無生物)は、この5つの要素から出来ていると言われています。
この5つの元素が組み合わさり、「ヴァータ・ピッタ・カパ」 という3つの体質(ドーシャ)を形成します。
🧬 トリドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)とは?
アーユルヴェーダでは、人体のバランスを決める3つのエネルギー(ドーシャ)があると考えられています。
これらはそれぞれの個体の体質や気質を決定し、心身のバランスを保つために重要な役割を果たします。
誰もがこの3つの性質を持ち合わせていますが、どの性質を一番多く持っているかで基本性質であるドーシャが決定します。ドーシャは、季節や時間帯、年齢、環境によっても変化します。
🌿 ヴァータ(Vata) 風のように軽やかに、舞い上がるエネルギー |
✅ 直感的・想像力豊か・フットワークが軽い ✅ 変化を好み、好奇心旺盛 ❌ 不安・緊張・ストレス ❌ 冷え・便秘・不眠 |
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🔥 ピッタ(Pitta) 炎のように燃え、切り拓くエネルギー |
✅ 知的・エネルギッシュ・情熱的 ✅ 計画的で、リーダーシップがある ❌ 怒りっぽい・短気 ❌ 胃の不調・皮膚炎・発熱 |
💧 カパ(Kapha) 水のように包み込み、育むエネルギー |
✅ 落ち着いて安定・愛情深い・忍耐強い ✅ 物事をじっくり考え、持続力がある ❌ 体が重い・むくみ・だるさ ❌ 無気力・やる気が出ない |
💎 特別ドーシャ診断へのご招待
この表はあくまで“入り口”です。
本当のあなたの体質バランスは、生まれた星の配置や生活習慣、今の心の状態までを含めた 唯一無二の組み合わせ で成り立っています。
セッションでは、あなたのためだけに星と体質を読み解き、 オーダーメイドの整え方 をご提案。
「私だけの処方箋がここにある」──そんな実感を手にしていただけます。
🧳 アーユルヴェーダの知恵と旅の記憶
南インドで過ごした日々が、私の癒やしの原点になっています。
2012年、会社員時代に毎日のように襲ってくる偏頭痛。
薬を飲んでも効かず、電車に乗るのもつらい状態。
「何を試してもダメだった。でも、アーユルヴェーダなら…?」
私はケララ州のアーユルヴェーダ病院に入院し、ドクターのもとで本格的な治療と学びを受けました。

入院していた部屋のドアの前に、毎朝ハーブウォーターが置かれます。

アーユルヴェーダ病院の食堂で提供される朝食の一例。蒸しパンみたいなイドゥリが好きだった。

昼食の一例。1日のうち最も消化力の高いお昼にボリュームのある食事を摂ります。

夕食の一例。消化力が落ちる夜、あとは寝るだけなのでこの量。
2019年は交通事故に遭い、むち打ちの治りが思わしくない状態でアーユルヴェーダリゾートに滞在。
「このまま一生、この痛みと付き合うのか…?」
バイク事故でむち打ちになり、半年以上続く首と肩の痛み。
整形外科に通っても完治せず、重いものを持つのもつらい…。
それが、たった1週間のアーユルヴェーダのパンチャカルマ を受けたら、劇的に改善!椰子の木の葉音と潮風の中で受けるオイルトリートメントが、心と体をほどいてくれました。

1週間滞在したコテージは2人部屋を1人で使用

新婚さん向けのコテージも有り
その時間は、ただの療養ではなく、生き方を見直す旅でもありました。
呼吸、食事、眠り、自然との調和。日々をどう整えるかが、心身の回復そのものだと、深く実感したのです。
私は医師ではありません。けれど、実際に体験し、暮らしに取り入れてきた実感を持っています。
だからこそ、机上の知識だけでは伝わらないリアルな気づきを、あなたにシェアできると信じています。

アーユルヴェーダDr.と記念写真

担当セラピストさんたちと記念写真
—— 南インドの空気に包まれたあの静けさを、少しでもあなたの毎日に届けたい。
そんな想いから、私はセッションを行っています。
ファーストクラスセッションで、アーユルヴェーダで得た智慧と実体験を交えながら、あなたが日常で整って生きられる道を一緒に探していきましょう。
そして、もし心のどこかで「新しい風に吹かれたい」と感じているなら——
旅に出てみよう。
それは遠いインドでなくても、日常から一歩外へ踏み出すことから始まります。

夕日を眺めるのも「整え」のひとつ

サリーの試着(お買い上げ)