試練と再生を背負う左腕

小走りでマウンドに向かう髙橋遥人投手
甲子園のマウンドに立つ髙橋遥人投手を見ていると、ある特徴に気づきます。
大きく感情を表に出すタイプではありません。
ヒーローインタビューでも多くを語るわけではない。
それでもマウンドでは、どこか静かな闘志を感じさせます。
なぜ髙橋遥人という投手は、あのような独特の雰囲気を持っているのでしょうか。
今回はインド占星術(Jyotish)のホロスコープから、その人物像を少し読み解いてみたいと思います。
髙橋遥人投手は
1995年11月7日生まれ、静岡市出身。
出生時刻は公表されていないため、今回は正午12時でホロスコープを作成しています。
この日は月が一日中牡羊座に位置しているため、月ラグナで検証します。
内に向かう精神
月ラグナで見ると、1室には月とケートゥが在住しています。
ケートゥは意識を外よりも内側に向ける惑星。
この配置を持つ人は
- 一人で考える時間を大切にする
- 感情をあまり表に出さない
- 内側で答えを探す
といった特徴を持つことがあります。
つまり髙橋遥人投手は、感情を外に爆発させるタイプというより
闘志を内側に秘めるタイプと言えるのかもしれません。
マウンドで見せるあの落ち着いた雰囲気は、ホロスコープから見ても自然な姿です。
極限で力を発揮する星
もう一つ特徴的なのが、8室蠍座の惑星集中です。
ここには
- 火星(1,8室支配)
- 木星(9,12室支配)
- 金星(2,7室支配)
が在住しています。
8室は占星術では
- 危機
- 試練
- 再生
を象徴するハウスです。
この配置を持つ人は、苦しい状況を経験しながらも、そこから強くなることが多いとされています。
ホロスコープでは、火星と木星の関係は実力を高めるラージャヨーガを形成しています。ただしそれが8室で起きているため、順風満帆ではなく、試練を経て強くなるタイプの星とも言えそうです。
堤防を10キロ歩き続けた日々
実際、髙橋遥人投手にはこんなエピソードがあります。
怪我でリハビリをしていた時期、堤防沿いを10キロほど歩き続けていたそうです。
ただ黙々と歩く。
誰かに見せるためのトレーニングではありません。
それでも彼は、その時間を積み重ねました。
月とケートゥのコンジャンクションは、孤独な時間を受け入れる強さを持つことがあります。
さらに8室蠍座の強さは、試練から逃げずに向き合う精神を作ります。
派手な努力ではなく、静かな積み重ね。
この姿勢は、ホロスコープとも重なります。
ネガティブ思考という自己認識
髙橋遥人投手は、自身を「ネガティブ思考」と語ることもあります。
例えば試合中、
佐藤輝明選手がマウンドに声をかけに来たときのこと。
その様子を見て、遥人投手は
「またダメだ〜とか言っている」と苦笑いしていたというエピソードもあります。
少し弱気にも聞こえる言葉ですが、裏を返せば
自分の状態を冷静に見ているということでもあります。
内面志向の強い月とケートゥや、深く考える8室の影響は、こうした思考につながることがあります。
楽観的に突き進むタイプではなく、慎重に状況を見つめるタイプ。
投手というポジションでは、むしろ武器になる性格かもしれません。
玄人に愛される左腕
髙橋遥人投手は、阪神ファンの中でも特に人気の高い投手です。
しかもその人気は、いわゆるスター人気とは少し違います。
男女問わずファンが多く、さらに野球をよく知っている人ほど評価する。
いわゆる玄人好みの投手です。
他球団ファンからも「いい投手」と一目置かれることが多いのも特徴でしょう。
ホロスコープを見ると、8室が強い人は派手なスター性というより
深い実力型を表す配置です。
見れば見るほど良さが分かる。
そんな投手です。
なぜか応援したくなる魅力
髙橋遥人投手には、どこか「放っておけない」雰囲気があります。
阪神ファンの間でも
「守ってあげたくなる」と言われることがあり、男女問わず人気が高いのも特徴です。
月は人の感情に触れる惑星です。
そこにケートゥが重なることで、どこか純粋で繊細な雰囲気を作ります。
さらに金星も強く働いており、これは人に愛される魅力を表す星です。
そのため髙橋遥人投手は派手なスターというより、
知る人ほど好きになるタイプ。
阪神ファンの間で「虎の妖精」と言いたくなるような雰囲気も、この星の影響かもしれません。
“ガラスのエース”の星
髙橋遥人投手は、「ガラスのエース」と呼ばれることも多々ありますね。

SGLスタジアムのマウンドに上がる髙橋遥人投手
ホロスコープを見ると、その理由も少し見えてきます。
月ラグナから見て、身体を表す火星は8室にあります。
この配置は
- コンディションの波
- 怪我
- 試練
といったテーマを経験しやすい一方で、
そこから復活する力も持っています。
8室は再生のハウスでもあるからです。
つまり遥人投手は、壊れやすい投手というより
何度でも戻ってくる投手なのかもしれません。
ダイヤモンドになる日
阪神の春季キャンプでは、2021年以来となるキャンプ初日のブルペン入りを果たしました。
30球を投げ、完全復活への手応えを感じていると言います。
怪我さえなければ阪神のエースになっていても不思議ではない。
そう感じている阪神ファンは、きっと少なくないでしょう。
そしていつかは侍ジャパンのマウンドにも立ってほしい。
試練を何度も経験しながら、それでもマウンドに戻ってくる。
“ガラスのエース”が、本物のダイヤモンドになる瞬間。
今年は、その姿を見ることができるのかもしれません。

