フォトコン入賞のコツは「心を動かす1枚」〜あなたの写真にも“伝わる力”はある〜
「フォトコンテストに応募してみたいけど、自信がない…」
「審査員の目に留まる写真って、どんなの?」
そんなふうに思っているあなたへ、少しでもヒントになるように——
先日、富士フイルムのメタバース写真展『#推しのお城フォトミュージアム』にて
「畠中和久賞」を受賞した作品をもとに、フォトコン応募や作品づくりのポイントをご紹介します!
noteの記事は以下を参照👇
■ 入賞した写真はこちら

時間旅行
タイトル:「時間旅行」
青空に映える大阪城が池に反射し、旅客機がワンポイントに写り込んだ1枚。
“春らしい陽気の中、過去と未来をつなぐような1瞬”をイメージして撮影しました。
① 大切なのは「うまい写真」より「伝わる写真」
フォトコンと聞くと、
「構図のセオリー」「カメラやレンズの性能」「画像処理テクニック」など“技術面”ばかりが評価されると思いがちですが、実はそれだけではありません。
「見た人の心が動くかどうか」
これがとても大事な要素。
入賞作品でも、審査員の方が「写真の奥にあるストーリー性」を評価してくださったように、構図や露出以上に、“伝えたい気持ち”が作品に表れているか?が、カギになることが多いです。
② テーマに合った「視点の切り取り方」を意識する
今回は「記憶に刻まれるお城写真」というテーマ。
そこで私は、「いつものお城を、ちょっと非日常に」見せられるよう、飛行機とお城を組み合わせる視点を選びました。
タイトル「時間旅行」に込めた想い
この作品のタイトルは 「時間旅行」。
大阪城という歴史ある建物と、現代を象徴するヒコーキ。どちらも私の好きな被写体で、普段からよく撮影しています。
“写真は引き算”とも言われますが、今回は 「好きなものを重ねていく」という足し算の発想で構成してみました。
池に映る大阪城の姿は、まるで過去の記憶を映す鏡のよう。そしてその上空を飛ぶヒコーキは、未来へ向かう象徴。
この1枚には、「過去と未来」「戦争と平和」「この世とあの世」といったスピリチュアルなテーマも、さりげなく込めています。
それらが二分割構図の中で静かに共存することで、どこかノスタルジックで、でも希望のある1枚になったらいいなと。
「この平和な風景が、ずっと変わらず続きますように」
そんな願いを込めて、シャッターを切りました。
見る人の心の奥に、そっとあたたかく残るような一枚になっていたら嬉しいです。
③ 審査員の心に刺さる「エモさ」「ストーリー性」
フィギュアスケートの世界でも「技の完成度」だけでなく、演技の“芸術性”が点数を左右するように、写真の世界にも“感性”の部分がとても重要です。
- 撮った瞬間の「想い」
- 構図の中にある「物語」
- 季節感や空気の「温度」
こうしたものが伝わる写真こそ、審査員や見る人の心を動かすといえるでしょう。
フォトコン応募の心構え|受賞だけがゴールじゃない
フォトコンテストに応募するというのは、自分の作品を「誰かに見てほしい」という気持ちの表れでもあります。
でも、どんなに頑張っても、受賞するかどうかは「審査員の好み」や「そのときのテーマとの相性」に大きく左右されるのが現実。
だからこそ大切なのは、「評価されるかどうか」よりも、「自分らしい作品を作ること」、そして「写真を通じて何を伝えたいか」を大切にすることにつきます。
実際に私も、今回のフォトコンに応募したのは
- 「大阪城が好き」
- 「ヒコーキも好き」
- 「このテーマにピンときた」
そんな直感と情熱があったからです。
そして、選ばれたときに思ったのは、「自分の感性を信じてよかった」ということ。
たとえ入賞できなかったとしても、その作品を撮るまでに感じたこと、考えたこと、伝えようとした気持ちにはちゃんと意味がありますからね。
写真を撮ることで、自分の内側を見つめたり、誰かに想いを届けたり、そういう体験のひとつひとつが、あなたの表現力を育ててくれるはず。
フォトコンに挑戦することは、「写真で誰かの心を動かしたい」という一歩。
その気持ちを、どうか大切にしてくださいね。
技術×感性のバランスを磨こう
フォトコン入賞を目指すうえで必要なのは、技術だけでも、感性だけでもなく、その“バランス”を整えること。
- 構図や設定を研究する(技術)
- 作品にテーマやストーリーを込める(感性)
どちらも少しずつ磨いていけば、
“見た人の心を動かす写真”はきっと撮れるようになります!
自分の「得意」を活かせるフォトコンを探してみよう!
フォトコンテストとひと口に言っても、実は種類はさまざま。
- 風景写真に特化したもの
- 動物や鉄道など“好き”がテーマのもの
- 地域限定や企業タイアップ系のフォトコン
- 作品の芸術性を重視するコンテスト など…
それぞれ、評価のポイントや求められる作品のテイストが違います。
だからこそ、「自分らしさ」や「得意なジャンル」が活かせるフォトコンに応募するって、とても大切なんです!
「街のスナップは得意だけど、コンテストに出していいのかな?」
「ちょっと変わった視点で撮ってるから評価されにくいかも…?」
そんな風に感じている方も、ぜひ一度“自分の写真に合ったフォトコン”を探してみてください。
誰かの“好き”や“得意”が、ちゃんと評価される場所が、きっとあります。
あなたの1枚にも、きっと誰かの心を動かす力がある。
私のこの受賞体験が、そのヒントになればうれしいです。
おわりに|好きな気持ちが伝わる一枚を
今回の作品「時間旅行」は、大好きな大阪城と飛行機を組み合わせた一枚。
テーマが「記憶に刻まれるお城写真」だったので、“いつものお城を、少し非日常に”という視点で撮りました。
池に映る大阪城は、過去と未来、戦争と平和、あの世とこの世…。
いろんな意味を感じ取れるように、あえて構図にもこだわっています。
ヒコーキがワンポイントになって、写真に動きと物語が加わったらいいなと思いました。
フォトコン入賞を目指すとき、うまく撮ることより「どんな想いで撮ったか」が大切。
好きなものをどう切り取るか?その視点こそが“あなたらしさ”を生み出すと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです!
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